2週間に1度は図書館へ行きますが、息子の読書ペースが速いので、最近は10日に1度くらいのペースに。
息子が借りる本
借りる本は年中さんくらいまでは私が選んだ本と息子が選んだ本が半々くらいだったけれど、小学生になってからは基本的に息子におまかせ。
ジャンルが偏るので、時々、私がいいなと思う絵本を1~2冊借りるくらい。
息子が選ぶ本は歴史漫画、鉄道関係(たまに時刻表なんかも)、サバイバルシリーズ、かいけつゾロリシリーズ、忍たま乱太郎シリーズが多いかな。
夏休みに入り読書時間が増えたので、漫画以外の本も読んで欲しいなと思い、図書館で本を探している時に、漫画以外にも、文章が多い本を読んでみない?とさり気なく提案。
渋々だったけど息子が選んだのが、
ねこの風つくり工場/作・みずのよしえさん(偕成社)
多分、「ねこ、工場」という自分が好きなキーワードから選んだんだと思う。絵も可愛い。
あと、私がこれはどう?と進めた
パンダのポンポンシリーズ/作・野中柊さん
こちらは背表紙にパンダの可愛い絵が書いてあったから。
どちらもシリーズもの。読んでみたらとても面白かったようで夢中に。他の話も予約して借りるほどになりました。
私が最近読んだ本
子供が読書に熱中しているので、私も長編を読めるようになりました。
加賀恭一郎シリーズ/東野圭吾
希望の糸を読んでから、加賀恭一郎シリーズが気になって、1作目から読んでみることに。
1作目「卒業」
1986年、私の生まれ年に発行された本。
加賀さんは卒業を控えた大学生。セリフの言い回しなどが気になって、ちょっと読みにくいなと思ったけど、何とか読了。
先に、最新作の方を読んで加賀さんを認識したので、知り合いの日記やアルバムを見ているような感覚。
東野圭吾さんのデビュー後2作目の作品。
2作目「眠りの森」
最初の2行を読んで、読んだことある本だと気付く。
この刑事さんが加賀恭一郎だったのかと思うと少し印象が変わる。
犯人も分かるけど、加賀さんの気持ちに焦点をあてて再読。
1作目から数年後、加賀さんが20代後半くらい?
1作目と2作目での加賀さんの性格が少し変わったような気がする。
3作目「どちらかが彼女を殺した」
こちらも、最初の数ページを読んで、読んだことある本だと気付く。
事件を解決する刑事さんは加賀さんだけど、特筆すべき変化はないので、さらっと流し読み。
4作目「悪意」
犯人が分かった時点でまだまだページ数が残っていて、あれ?って思いながら読みすすめたけど、最後の最後まで登場人物…というより作者に翻弄されたような気がする。
推理小説としてはすごいなぁと思う書き方だったけど、本のタイトルでもある悪意に心が締め付けられるような気がして、不快な気分で読みました。夫が言うには、結構険しい顔で読んでいたみたい。
善悪って子供の頃は特になく(あえて選ぶなら善だと思う)、親が教えたり、周りの人間関係や環境で判断基準を身につけていくものかなと何となく思う。
ただ、善悪の判断が難しいことも多々あるから、私はこう思うという伝え方をして、あとは他人に悪意を向けない、(自分が)善意(と思う事)とはいえ他人に押し付けないって事かなぁ、私が教えられるのは。と思った。
加賀さんは30代半ばくらい。
1作目と2作目の間の加賀さんについての回想あり。
歌の終わりは海 Song End Sea/森博嗣
久しぶりの森博嗣さん。森博嗣さんは高1の時に初めて読んで以来ずっと好きな作者さん。
この作品は小川さん、加部谷ちゃんたちが登場するけれど、シリーズ外作品。
ミステリというより、自死、安楽死について社会的理解を問うという話。
性格や考え方は違うけれど、息があった小川さんと加部谷ちゃんのコンビが、謎を解くうえでこれらの問題について考え意見交換し、加部谷ちゃんの過去にも少し触れる。
2人の意見は反対。私は加部谷ちゃんの考え方に近いけれど、小川さんの気持ちもよく分かる。
また年を重ねたら再読したいなと思う。