最近また長編小説を読む機会が増えてきましたが、昔読んだことある気がする本だけど、どうたったっけ?と思い出せないことが多いので、読書記録のwebサービス「ブグログ」に登録してみました。
息子が興味津々だったので、一緒に息子のアカウントも登録。
息子は図書館の本の予約もネットで一人で出来るようになったので、ブグログの管理もお任せすることに。
今さらだけど、赤ちゃんの頃に登録して、読み聞かせた様子などを記録しておけばよかった..!と後悔。
読んだ日だけでなく、感想も残せるので負担のない程度に記録していこうと思います。
ブグログで人気の本のランキングにはまだ読んだことがない著者の本がたくさん。
未知なる場所に足を踏み入れるようでワクワクがとまりません。
ランキング上位の気になった本を図書館で予約。
さすが人気の本なので予約数も多く、読めるのは来年以降になりそうです。
8月後半の読書
加賀恭一郎シリーズ/東野圭吾
第1作~4作まで順番に読んだけれど、予約数が多くて5作目がなかなか借りられないので先に7作目→6作目を読む。
6作目「嘘をもうひとつだけ」
バレエ団での話と、もうひとつというキーワードから、2作目の続編なのかな?と思ったら全然別の話でした。
短編5話。加賀恭一郎は30代半ばくらい?
すべて加賀恭一郎が細かな点に気づき、捜査をすすめていき、捜査に追い詰められた犯人(容疑者)がとっさについた嘘を見破り事件が解決します。
5話のうち1つ目が本のタイトルでもある「噓をもうひとつだけ」。
とっさについた嘘だから、もうひとつだけって表したと思うんですが、もうひとつだけっていう軽い印象と重たい嘘との印象の違いから、罪を犯したうえに、まだそんな気持ちで嘘を重ねるのか。と2話目以降もどこか感情的になって読んでいました。
7作目「赤い指」
加賀恭一郎の従兄弟の松宮脩平刑事は初登場(多分)
先に「希望の糸」の方で、加賀刑事と松宮刑事の2人の関係性を知ったので、過去のこの距離間に少し違和感。でも何だか松宮刑事視点での加賀刑事が新鮮で面白い。
物語は松宮刑事や、妻と一人息子のいるある男性視点で始まり、嫁姑問題や介護、同居、子の教育方針、育児など身近な問題が出たうえで、事件が発生。
事件の犯人とも読者は分かった状態で物語がすすみ、事件を知ったうえで周りの人間が隠蔽しようとする心の様も描かれる。
また、加賀父も登場し、第1作目から続く加賀親子の確執についても触れる。
身近な問題に触れ、感情移入してから事件なので、所々、もし自分だったら…。と思った。
あとは他の作品でもあったけれど、犯人家族と対比するように他の家族が描かれているので、家族愛ってそういう事じゃないんだろうね。と考えるきっかけになる。