年々ガス代が上がっているのと、災害時の暖房器具として、12月に石油ストーブを購入しました。
ガスだけでなく、石油ストーブも石油代が値上がりしていますが、コストコで比較的安く購入できることもあり購入に踏み切りました。
去年まで使用していたガスファンヒーターの代わりに使っています。
ちなみに燃料費(電気・ガス・灯油代)が1番お得な機器は何か?を考えた場合、
各機器の年式や契約しているプランや設定温度によって変わるので一概には言えませんが、
エアコンが1番安くなることが多いようです。
ただエアコンは、部屋を設定温度まで暖めるまでに使う電気代が高くなるので、
わが家では朝1番で石油ストーブをつけ部屋の空気を暖め、
ある程度暖まったらエアコンに変えるという使い方をしています。
購入した石油ストーブ
石油ストーブは
ずっとアラジンのブルーフレームヒーターが欲しかったんですが、
着火の際に本体上半分近くを持って横に倒すように⤵開けなければならなくて、
息子が小学生になったとはいえ、まだ危ないかなと思って諦めました。
次にトヨトミのレインボーストーブの傘付きがいいなと思っていたんですが、
ちょっと小さめなのと、ちょうど私が購入を検討していた時期はどこも軒並み品切れなこともあり断念。
- 木造:17畳(28.0m2)、コンクリート:24畳(39.5m2)まで
- 暖房出力:6.66kW
- 燃料消費量:0.647L/時
- 本体寸法:幅482×奥行482×高さ583mm
- 本体質量:11.0kg
- 燃焼継続時間:約10時間
- 給油タンク容量:6.3L
大きくなる分、タンク容量や暖房出力、燃料の消費量があがります。
12月末に届いた石油ストーブを1ヶ月間使ってみて感じたガスファンヒーターと石油ストーブの違いなどをつらつらと書いていきます。
ガスファンヒーターと石油ストーブの比較
ガスファンヒーターとは
ガスファンヒーターはガスコック(工事が必要)につないだホースからガスを取り込み燃焼させ、温まった空気をファンで室内へ出す暖房器具です。

わが家のとは違う機種だけれどこういうもの↑
(入居時に東邦ガスさんから頂きました)
ガスファンヒーターの良いなと思う所
電源ONにすると数秒で暖かい風が出てくるので、ファンヒーターの前にいればとても暖かいです。
床に近い場所から暖かい風が出てくるので、サーキュレーター等使わなくても空気もある程度循環するようで、数十分もすれば部屋の空気は暖まります。
(機種によるかもしれませんが)温度設定も出来ます。
ガスファンヒーターのデメリット
空気が出てくるからか、エアコンのように空気が乾燥します。
ガスコックに繋がなければいけないため、設置場所が限定される。
個人的にはガスの使用量が分かりづらい点もデメリットに感じています。
石油ストーブとは
石油ストーブは石油(灯油)を燃焼させ放熱することにより空気を暖める暖房器具です。
ファンはついておらず、ストーブの周りからじんわりと暖まっていきます。
ストーブの近くにいると日向ぼっこをしている時のように体が温まります。
今回わが家が購入した石油ストーブは対流型という形で、ストーブの中心に燃焼部分があります。暖かい空気は上へ行くので、ストーブ上部を通り、天井へと向かいます。
暖房効率をよくしたい場合は、この暖められた空気を循環させるためにサーキュレーターを使用したり、ファン付きの照明器具を使ったほうがよさそうです。
石油ストーブの良いなと思う所
電気・ガスが止まった場合でも使用する事が出来る。
(機種によっては)お湯を沸かしたりする事が出来る。
デメリット
灯油を購入、給油する手間がかかる。
灯油の保管場所が必要。
ファンがついている暖房器具と比べると室内全体が暖まるまで時間がかかる。
(特に消火時に)灯油の臭いがする。
灯油の使用量と金額
灯油は最弱の火力で1日約2時間ほど使用し、ひと月で約40L使いました。
燃料消費量:0.647L/時なので、
0.647L/h × 2h × 31日 = 40.114L になるので、ほぼ同じですね。
灯油の金額は、2022.12末時点で、20Lで1800円だったので40Lで3600円。
90円/L。
ガスファンヒーターとの金額比較
ガスファンヒーターのガスの使用料を求める計算は難しかったので(;´・ω・)、
ガスファンヒーターを使っていた去年と、石油ストーブを使った今年とでガス料金の金額を比較します。
去年と今年で家にいる日数も異なるので、どれくらい正確かは分かりませんが一応。
ストーブ以外のガスの使い方はお湯を沸かすときにストーブを使ったかどうかくらいです。
利用期間 | 日数 | 利用料金 | 使用量 | うち基本料金 | 従量単価 |
21.12.25-22.1.26 | 33日間 | ¥8,914 | 58㎥ | 1237.5円B | 140.47円/㎥ |
22.12.27-23.1.26 | 31日間 | ¥7,733 | 34㎥ | 1237.5円B | 203.02円/㎥ |
使用日数が33日間と31日間で2日差あるので、昨年の58㎥を31日換算すると約54.5㎥。
今年の去年の使用量の差は20.5㎥。
計算方法は床暖割引やらあって計算がややこしいのと、基本料金はどちらにせよ払っているので、単純に20.5㎥分を従量単価でかけて比較。
今年の従量単価で計算すると、4,161円と石油ストーブの方がお得でした。
ちなみに去年の従量単価で計算すると、2,879円なので石油ファンヒーターの方がお得。
(去年の灯油価格が分からないので比較にはなっていませんが)
意外とそんなに差がなかったなという印象。
それよりも1番びっくりしたことが、従量単価が1.4倍くらいになっていること。。
3割くらい上がったなぁとは思っていたけれど。。
両方使ってみて思う事
分かってはいたけれど、やっぱりガスファンヒーターと比べて手間がかかります。
それでも、石油ストーブの体の芯からポカポカするようなほんわかとした暖かさに癒されます。
ストーブの上に置いたやかんで沸かしたお湯でコーヒーやお茶をいれたり、焼き芋を作ったり、日常で火のある暮らしに触れられることがいいなと思いました。
ガスファンヒーターとエアコンとの組み合わせの時よりも部屋が乾燥しにくくなり、空気清浄機による加湿をしなくても快適湿度で過ごせるようにもなりました。
災害時には煮炊きも出来るので、思い切って買って良かったです。