高遠城址公園の桜と、伊那市観光

4月の頭に、長野県伊那市にある、高遠城址公園へ桜を見に行ってきました。

高遠城址公園

さくらの名所100選のひとつです。

小ぶりで色が少し濃い固有種の「タカトオコヒガンザクラ」が約1500本植えられています。

入園観覧券は大人500円、小中学生200円。

高遠城址公園の入園観覧券を提示すると、下記の特典があります。

無料で観覧可→「絵島囲み屋敷」「進徳館」
大人割引あり(高校生以下無料)→「信州高遠美術館」「伊那市立高遠町歴史博物館」

駐車場は公園付近に有料駐車場(普通車1000円)の他、離れた場所に臨時の無料駐車場があります。(公式HPで交通規制・駐車場案内チラシを確認できます。2023年版はここ

桜の開花期間中は昼前には駐車場に停めるための渋滞が出来るということで、朝7時に到着。

駐車場はまだまだがら空きでしたが、公園内には朝7時台だというのに、すでにたくさんの方がいらっしゃいました。

屋台も並んでいて(まだ準備でした)、夜はライトアップもされるそうなので、子供がもう少し大きくなったら、(混雑はするけれど)夕方から食べながら飲みながらの桜も楽しそう。

1時間くらい公園内を散策。

桜が手毬のように咲いていて、本数も多いので、ピンク色の雲のようでした。

寒かったので、暖かい飲み物が飲みたかったけれど、園内にある小さな売店は列が出来ていたので断念。
コンポタセットをもっていけばよかったです。

付近の散策

ひと通り見たあと、息子が近くにあるダムと、歴史博物館へ行きたいというので、南口から公園の外へ。(当日の再入園可)

出て少しのとろこに小さなお店がいくつかあって、小腹が空いたと言われたので、おやきを購入。

高遠ダム

数分歩いたところにある、白山橋から見える高遠ダムと高遠湖。

管理事務所によってダムカード貰うの忘れた。。

この辺りからしばらく写真を撮るのを忘れてしまったんですが、博物館と、すぐ隣にある絵島囲み屋敷へ。

高遠町歴史博物館

博物館の入館料は割引されて大人は1人200円でした。
規模は小さめで通常の400円だとちょっと高いかなという印象。

縄文時代ごろの土器などの発掘品から、高遠の戦いの資料、高遠藩藩主であった保科正之の事や、高遠城の復元模型などなど近年までの歴史にまつわる様々なものが展示されていました。

1番驚いた事が、保科正之って保科家の養子で、実父は徳川秀忠(2代目)ということ。。
全然知らなかった。。

家光の補佐をした人たちの一人くらいの認識しかありませんでした。

私「家光とは異母兄弟になるんだね。側室の子でもないって事なのかな??」

息子は「そうそう、正室でも側室でもない女の人との間に産まれた子どもなんだよ。」と….。

私と夫「…….。」

色んな意味でそんな事まで知っているのね。と衝撃を受ける。

桜の時期だからか、桜茶の無料配布が行われていて、高遠湖を見ながらお茶を頂けました。

初めて飲んで美味しかったから買って帰りたかったけれど、茶葉のストックがいくつかあるし、もうすぐ新茶の季節なので今回は我慢。。おみやげにもよさそう。

絵島囲い屋敷

絵島囲い屋敷は、昭和41年に復元された建物。
博物館の隣だし無料だったので行ってみることに。

向かいながら私と夫で、絵島ってなんだろうね?絵がいっぱい描かれていたりするのかな??と話していたら、
息子「江戸時代の大奥のだよ」と。
なぜ急に大奥の話が出てくるの??と思ったけれど、着いてびっくりその通り。

絵島とは人の名前で、徳川家宣(6代)の側室に仕えた大奥女中頭。

絵島生島事件で高遠に流刑され、61歳で亡くなるまでの約27年間を「絵島囲み屋敷」で過ごしたんだそう。

絵島生島事件は、絵島が門限を破り、生島と密通をしていたと疑いをかけられ処罰された事件。
門限を破っちゃったのは事実のようだけど、密通は大奥の主権争いなどに利用された、でっち上げみたいです。

大奥関連の作品をひとつも見たことがないので、全然知らなかったんですが、有名な事件なんですね。

なんでそれくらいで流刑なのー。と思うのに、さらに当初はこの絵島囲み屋敷の外みは出られず、大奥の情報を漏らさないために外部との手紙のやり取りなども認められなかったんだそう。

屋敷は背丈以上の塀で囲まれて、忍び返しがついていて、これじゃ幽閉だ…。と悲しくなりました。

お昼ご飯のお蕎麦屋さんの順番取りへ

商店街の散策とお昼ご飯のお蕎麦屋さんの順番取りで商店街の方へ。

↓太鼓櫓。中で太鼓を叩けます

まずはお蕎麦屋さんの順番取り。

せっかく高遠へ来たので「高遠そば」を頂くことにしました。

伊那は信州そば発祥の地として知られていて、ソバの栽培が盛んです。(県内トップ)

高遠そばは、お醤油がなかった(貴重だった?)時代に、辛味大根のしぼり汁に焼き味噌とネギをいれた「辛つゆ」というつゆでお蕎麦を食べる方法。

昔ながらの食べ方を今でも食べられるだけでも楽しみなのに、さらに、伊那で昔栽培されていたソバの在来種を復活させ、入野谷在来として販売できるようにまでなったんだそう。

今回はその入野谷在来が頂けるお店のひとつ、「壱刻」へ。

収穫量が少なく、数量限定なので、早めに来店したい。という訳で11時開店ですが、10時前にお店の前へ。

まだお店の前にお客さんが誰も一人もいなくて、あれ??と拍子抜けでしたが、少ししたらお店の方が出ていらっしゃって、名前を書く紙を出してくれました。

すでに10組以上の名前がかかれていて、お店に入れるのは2巡目、12時過ぎ~12時半くらいかな??との事だったので、それまで商店街とその付近を散策することに。

後からHPを見てみたら開店と同時の11時の予約だけは電話で出来たみたいです。
(桜の開花時期も予約できるかどうかは確認していません。)

商店街近辺の散歩

商店街で高遠まんじゅうを買って食べて、建福寺で石仏群を見て、鉾持神社の300段超の石段を登ってアルプスを眺めて、近所を散歩。

夫はここ数年、長野に住みたい。と言うようになり、今回もあちらこちらから見えるアルプスを見て「あーいいわー」とため息まじりに何度も言っていました。

家を買う前だったら検討の余地があったけれど。。
まぁその分旅行でたくさん来ようねーと言っています。

お昼ご飯:お蕎麦屋さん「壱刻」

時間になったので、お蕎麦屋さん「壱刻」へ。

桜の開花期間はメニュー数が少ないそうですが、それでも蕎麦の品種、麺の太さ、食べ方を選べるので、迷いました。

ますらを平打ちの高遠そば、二八のもりの大盛(息子)、入野谷在来の中太のオーリオサーレを注文。
色んな麺で高遠そばを少しずつ味わうことにしました。

↑ますらを平打ち高遠そば

高遠そばは辛つゆの他に、かえしのつゆもついてきました。
辛つゆの大根おろしは思ったほど辛くなく、お味噌も美味くて、よく考えたなぁと思ったけれど、好みはやっぱり、かえしのつゆ。この世に醤油があって良かった。
こちらのかえしは甘すぎず出汁の香りも強すぎずお蕎麦が美味しい。

ますらをは舌触りがざらっとしていて、噛み応えがありました。
1本1本蕎麦の味をかみしめて食べる初めての蕎麦でした。
お塩で食べるとおいしいなと思いましたが鴨汁などでも美味しそう。

在来種はそばの香りが強めで、もちっとして美味しい。麺が細い(これは店主さんの技術)からか、十割だけどつるっと食べれて良いとこどりのような感じで好きでした。

六道堤の桜

高遠城址公園をあとにして、車で移動。車で5~10分くらいだったかな?六道堤の桜へ。

すぐ隣の駐車スペースには数台しか停められず満車。その場合は歩いて3分くらいの臨時駐車場、笠原ふれあい 交流センターへ停めてくださいの表記がありました。

風があって池に写る桜は見られなかったけれど、池の周りに咲く桜と、ちらりと見えるアルプスがきれい。

かんてんパパ モンテリイナ

さらに車で移動して、monterina モンテリイナで休憩。

かんてんぱぱの会社がプロデュースした、パン屋さん、カフェ、全国の名産品、南信州のお酒などがあつまった複合施設。

家族へのお土産の他に自分へのお土産も↓見た目が可愛くて購入。

隣にかんてんパパガーデン、かんてんパパショップなどもありましたが、今回は寄らず。

朝も早かったので、ツルヤ(スーパー)へ寄って早めに帰路につきました。

最後までご覧いただきありがとうございます!
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